毛虫による皮膚かぶれはうつる?毛虫刺されの症状と対処法もご紹介します!

毛虫による皮膚かぶれってうつるの?毛虫刺されの症状と対処法もご紹介します!

薄着の季節になると、公園や庭、草むらなどで
急に「いたっ!」
となって、気づいたら皮膚が赤くなって何かに刺されていた…なんてこと、ありませんか?

蚊やハチなど、私達を刺してくる虫はたくさんいますが、毛虫に刺される事があるのはご存知でしょうか。

毛虫と聞くと、外見は気持ち悪いけど
ハチと違って刺されても大したことなさそう、というイメージがありますが(私だけでしょうか?)
実は、毛虫に刺されるとなかなか大変な事になるんです。

症状がどんどん広がったり、
家族も皮膚かぶれを起こしていったり…

これってうつるの?!
どうやって対処したらいいの?!
となってしまう前に、ぜひ対処法を知っておきましょう。

夏のお出かけに向けて、
特にアウトドアを楽しむ方は必見ですよ!

スポンサーリンク

毛虫に刺された?!皮膚かぶれはどんな症状?

毛虫に刺された場合、「毛虫皮膚炎」と言われる症状を起こします。
毛虫の種類にもよりますが
・発疹や湿疹が出る
・痒みがある
・痛い、または痛痒い
・水ぶくれになる
・発疹の範囲が広がってくる

などが挙げられます。

最初は、じんましんや何かにかぶれただけかな?
と考えられがちですが、放っておくと、痒みがひどくなったり発疹がボコボコと腫れてきてしまったりします。

次で説明しますが、
毛虫の毒針は風に乗ってくる事があり
毛虫の姿が近くになくても毛虫に刺されてしまったという場合があります。

近くにいないからといって安心せずに、
もしこのような症状が出たら毛虫皮膚炎も疑ってみて下さい。

毛虫でかぶれた皮膚の対処法は?毒針対処も忘れずに!

もし、毛虫皮膚炎かな?という時は
早急かつ丁寧な対処が必要になります。

毛虫の周りの毛は毒針になっていて、
一度刺さると抜けにくい構造になっているだけでなく
毛虫の体から抜け落ちても毒はなくならないという厄介なものです。

これが風に乗ってきて皮膚や服についたり、
洗濯物や干している布団にくっついて、刺されてしまうというケースがとても多いのです。

毛虫皮膚炎をおこしたら、
この毒針がまだついている可能性がありますので
それを何とかしましょう。

【触らない・掻かない】
触ってしまうと、細かくて目に見えない毒針毛が色んなところにくっついてしまいます。

触った指の先についていて、それがふと触れた腕や顔に広がって行く…
毛虫皮膚炎によくある経過です。

また、皮膚の奥に押し込んでしまう事もあり、
掻いてしまうのもよくありません。

【まずは水で洗い流す】
とにかく、触らずに水で流しましょう。
これでゴシゴシとこすらずに水の力で流して下さいね。
大体の毒針毛は除去できるはずです。

【応急処置で薬を塗る】
市販薬で、
毛虫に刺された時の塗り薬が売っています。
応急処置として塗っておきましょう。
赤みや痒みは落ち着くはずです。
アウトドアに行かれるのであれば、一つ持っていくと安心ですね。

【皮膚科に行く】
最終的には皮膚科が安心です。
市販薬で落ち着く事もありますが、
症状が治まらない場合や悪化してしまう場合など、
必ず皮膚科に行って受診して下さい。

落ち着いたとしても、
念のため皮膚科で見てもらった方が安心です。

市販薬でも、症状が落ち着くのに1週間くらいかかる事もあるそうなので
可能であれば皮膚科できちんと合う薬を処方してもらうが良いですね。

毛虫による皮膚かぶれはうつる?きちんと対処すれば大丈夫!

毛虫かぶれが家族にも広がった!
これってうつるの?!

という声を聞きますが、
結論から言うとこれはうつりません。

では、なぜ家族にも症状が出る事があるのでしょうか?
先程まとめたように、毛虫の毒針毛は風に乗って飛んできます。

一人が毒針毛にやられると、
その人の腕や衣類についているものがくっついてしまったり、その衣類を一緒に洗濯してしまう事で家族も毒針毛がくっついて、毛虫皮膚炎を起こしてしまうのです。

また、知らないうちに干している布団についている事があります。
そうすると家族みんなで皮膚炎にかかりますよね。
それで、うつるように見えてしまうのです。

これは、
◎毛虫に刺された人の衣類を別に洗濯する
◎洗濯する前に50度以上のお湯をかけるか乾燥機が効果的
◎布団にスチームアイロンをかける

等の対策をすれば防げます。

毛虫の毒は熱に弱いので、
お湯や乾燥機を通せば皮膚炎を起こさなくなります。

このひと手間で家族に広がる事を防げるので、
毛虫の季節にはこれらをしておくと安心ですね。

スポンサーリンク

さいごに

毛虫に刺されると大変です…。

特に、衣類のお洗濯に気をつけないといけないというのはびっくりしましたが、なるほどな、と納得ではないでしょうか?

刺された時の対処はもちろんですが、
虫よけグッズやスプレーをつける、
草むらでは肌をなるべく露出しないなど、
刺されないような対策ももちろん必須ですよ。

気をつけてお出かけを楽しんで下さいね!

スポンサーリンク