突然ですが、「腎盂炎(腎盂腎炎)」という病気をご存知ですか?
症状としては、高熱や背中の痛み・関節痛、吐き気など聞いているだけでぐったりしそうな病気なのですが、進行が速いので、治療が遅れると敗血症などの怖い病気になってしまう事もあるのです。
私はつい最近、この腎盂炎にかかってしまいました。
最初はただの風邪と思っていました。
しかし明らかにおかしい症状…
病院に駆け込んだら「腎盂炎」の診断。
医者に、もう少し遅かったら入院だったよと言われました(汗)
そんな腎盂炎体験談、忙しいママさんや働く女性に知ってもらいたく、こちらにまとめました。
みなさん、ぜひこの病気の事を知って、
かからないように体を大切にしてください!
腎盂炎の症状・実際に辛かった事…
私が腎盂炎にかかった時、
◎39度越えの発熱
◎悪寒
◎関節痛
◎吐き気
に襲われました。
最初は、悪寒が強く
「あ~…これ熱出そうなやつだ…」
と思いすぐに市販薬を飲んだのですが、一晩しても全く解熱しません。
普段の風邪ならここまで高熱になりませんし、
市販薬を飲めば一晩で緩和します。
そのうちに関節痛(既にあったのですが)が激しくなり、吐き気も出てきました。
さすがにおかしいかも…と思い、病院へ。
先生はまず尿検査をしました。
そのあと、私の背中(腎臓あたり)をこぶしでトントンと叩き、痛いかどうか確認しました。
正直、この時の私は39・4度の熱があり関節も重だるく、叩かれて痛いのか既に痛いのか、
何が何だかわからない状態でした…(笑)
そこで、全身の症状と尿内にあった細菌から「尿路感染症」と診断されました。
感染している場所によって腎盂炎なのか膀胱炎なのかと分類されるそうです。
私の場合は「腎盂炎」でした。
他にも
◎排尿痛
◎血尿
◎数日前からの頻尿
の症状ががなかったかを確認されましたが、私の場合は全くなく悪感から始まってあっという間に全身症状が出たという感じでした。
この3つの症状が出て、気づく方が多いそうです。
とにかく、今回辛かったのは
私には小学生の娘と幼稚園年少の娘がいますので、
子供たちの世話は休めなかった事です…。
下の子は送迎に加えてお弁当作りもありましたので、
朦朧としながら作り、幼稚園に送ってから病院へ駆け込みました。(這って行ったというべきかも…(笑))
無理しないで早く来てれば良かったのに!
と言われましたが、私の場合は夕方~発熱し自覚症状が全くなかったので翌朝に行ったのが最速・最良の判断でした。
忙しいママさんや疲れを溜めこんでいると、あっという間に(数時間で!)悪化してしまうようです。
皆さんも本当に気をつけて下さい!
では、次に腎盂炎の原因や気をつけるべきポイントをまとめていきますね。
腎盂炎の原因・かかりやすいのは忙しい女性?!
腎盂炎の原因は簡単に言うと、
尿道口から膀胱→尿管→腎臓と細菌が逆流して行って感染し、それぞれの臓器が炎症を起こしてしまうというものです。
膀胱が炎症すれば「膀胱炎」、
腎臓なら「腎盂炎(腎盂腎炎)」となります。
細菌は大腸菌が主ですが、二種類の細菌に感染している事も稀ではありません。
主に言われる感染理由は
◎排便後に後ろから前に拭いたりすると細菌が尿道口に付着する
◎生理用品などで不衛生になった
◎水分摂取が足りなくて尿量と回数が少なかった
◎排尿をがまんしていた
◎風邪などで免疫が落ちていた
等があります。
通常、多少の細菌が尿路に入ってきても、尿量があれば洗い流してしまうので感染はしません。
しかし、これが尿量が少なくなってしまったり排尿できずに溜まっていると細菌が大量に入ってきて、増殖してしまいます。
それで感染・炎症を起こしてしまうわけです。
実際、私の場合は娘からうつった風邪が治りきっていなく、月ものもあり、家族の行事の準備で連日寝不足だったという疲れMax、免疫落ちまくりの時でした。
記憶にはありませんが、忙しくてトイレの回数も少なかったかもしれません。
こういう時は、リンパにのって細菌が運ばれて感染してしまうそうです。
本当に、疲れをためたり無理するのはよくありませんね…。
腎盂炎にかからないためには
私が実体験から学んだ、腎盂炎にかからないための予防法は
◎トイレを我慢しない・こまめに行く
◎水分をたくさん摂って尿量を増やす
◎デリケートゾーンを衛生的に保つ
◎疲れを溜めない!(これが一番です)
◎免疫を高める努力をする
となります。
女性は尿感が短く、尿路感染症にかかりやすいそうです。
男女比だと1:30で女性の患者さんが多いそうですよ!
また、仕事中にトイレに行けずに我慢したり、
育児中に自分の事は後回しになりがちという要因から
女性がかかりやすく、かかると本当に大変な病気なのです。
尿路結石になってしまう事もあるそうで…
皆さんも、本当に気をつけて下さいね!
さいごに
読んで頂きありがとうございました。
腎盂炎、怖い病気ですよね…。
トイレに行く時間がとりにくいサービス業や医療関係の方、育児に忙しいママさんたちはただでさえかかりやすいので、疲れを溜めこむと危険です。
できるだけ休息の時間をしっかりとって、体を大事にしてくださいね!