正月飾りはいつからいつまで飾るの?飾る時期の注意点 は?

クリスマスが終わるとあっという間に年末!

途端に、色々なところで正月飾りが売られていたり、
飾られているのを見かけるようになりますよね。

でも、いざ購入しても何をどう飾ったらいいのか、
イマイチ よく分からないという方も多いのではないでしょうか?

正月飾りは、単なる見た目だけではなく、
きちんとした意味があります。

そこで、今回は分かりやすくご紹介したいと思います!

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2018年 正月飾りをかざるのはいつ?

門松やしめ縄などはクリスマス(12/25)が終わって
大掃除を終えた後(12/26)から28日頃までに飾ります。

29日は「二重苦(にじゅう・く)」や、末尾が9ということで、
「苦待つ(く・まつ)」ということから避けられ、

また31日では「一夜飾り」といって歳神様に尊敬の気持ちが足りない!
歳神様に大変失礼!とされてます
ので、
28日まで飾ることが出来なかった場合は、
30日に飾るのがよいとされてます。

でも、なるべく28日までに飾るのがいいですね。
(『歳神様』とは、先祖の集合霊のことを呼んだもので 年の初めにやってきて、
その年の家族の健康や五穀豊穣を約束してくれる神様のことです。
正月飾りは、その歳神様を心から歓迎するための準備として飾るものです。)

鏡餅は12月13日~28日に供えるのがよいとされていますが、
中でも28日は末広がりの8から特に縁起がよいとされ、
この日を選ぶ方も多いようです。

正月飾りを片付ける日と処分の仕方

門松やしめ縄を下げるのは「松の内」と呼ばれる1月7日まで、
とされていますが、これは地域性があり
「松の内」が 1月15日までの地域の場合は15日まで飾っている場合もあるようです。

ちなみに、松の内とは歳神様が家に来てくださっている期間ということです。
そして、正月飾りの「門松」や「しめ縄」を 飾っておく期間でもあります。

ということで、 この「松の内」の終わりの日に正月飾りを片付けます。

下げた正月飾りは、1月15日の小正月に行われる
“どんど焼き”にて 焚き上げてもらうのが吉とされています。

“どんど焼き”とは、正月飾りとして使ったものを 一斉に集めて火にくべる行事のことです。

どんど焼きは地域の行事として行われる場合もあれば、
神社にて神事として行っている場合もあります。

また、どんど焼きの火に当たる事で、
その年一年は 健康でいられるといった意味合いもあります。

「お焚き上げ」「左義長」などともいいます。

それまでに外した正月飾りは、
紙に包んだり 紙袋に入れて、丁寧に保管しておきましょう。

正月飾りは縁起物ですから、処分の仕方にも気を付けたいところです。

どうしても都合がつかず、どんど焼きに参加出来ない、
あるいは日程が合わず、お正月飾りを神社などに 持って行けないということもあるでしょうし、
最近は環境問題や 火事のリスクなどを考え、行うところも減ってきています。

その際には各自で処分することになりますが、
お正月飾りには 感謝の気持ちを持って、酒や塩を少量振って清めた後、
大きな紙や紙袋に包んで、他のごみとは袋を分けて 可燃物の日に出しましょう。

自宅の庭などで焚く場合は、酒と塩で土を清めてから焚きましょう。

ちなみに、車に飾るのは事故や危険から身を守ってくれるよう、
車の中にも歳神様をお迎えするという意味があり、 飾る時期や片付ける時期、方法などは家に飾る場合と同じです。

鏡餅は1月11日の鏡開きに下げ、家族全員で その餅を食べるのがよいとされています。

ぜんざいやお汁粉、雑煮などで頂きます。
鏡餅は歳神様の力が授かっているとされ、 お下がりを頂くことで一年の無病息災を願います。

他にも破魔矢や羽子板、地域独特の飾りなども結構あるようですが、
今回は代表的な正月飾りを中心にご紹介させて頂きました。

子供の頃は、お正月といえばお年玉がもらえるとか、
面白いテレビをやってる(笑)とか、普段しない遊びをするとか、
ただ何となく楽しい行事のひとつくらいにしか 思ってませんでしたが、
こうしてみるととても意味深く、
伝統のある行事ということが分かります。

正月飾りも大切な風習の一つとして、
未来へ しっかり受け継いでいきたいものですね。

では、皆さま、良いお年を♪

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