大体の方が、初詣に行くとお賽銭やお参りをしますし、
おみくじは楽しみの一つになっていたりしますよね。
さらにお守りも新しく頂くのも
なんとなく気持ちが一新されて、とてもすがすがしいものです。
でも、破魔矢を買って(神仏が宿っているので、「授かる」といいます)
飾る方は、少ないのではないでしょうか?
ご年配の方や、お商売されているお家の方は毎年恒例になっているようですが、
最近のご家庭では破魔矢を飾っている方は少ないように感じます。
破魔矢自体をよく知らない、なんて方もいるみたいですね…。
でも、この破魔矢、きちんと意味も飾り方もあって、
邪気を払って下さるありがたいものなのです!
せっかくでしたら、今年は破魔矢を飾ってみませんか?
これから破魔矢の由来や意味、飾り方も解説します。
よかったら参考にしてください!
そもそも破魔矢ってどんな意味があるの?
破魔矢は、破魔弓(はまゆみ)とセットにされることもあります。
その名の通り、「弓」と「矢」です。
昔は、弓矢で射ぬく的を「はま」と言いました。
そこから「はまゆみ」「はまや」となり、
「魔」を「破る」意味で「破魔」の字があてられていったと言われています。
なんだか、字だけでも強そうですね…!
とっても御利益がありそうです!
本来、的を射抜く遊戯は男児の遊びだったのですが、
その子の成長を願って、初正月に飾りつけをされた弓矢を贈る習慣ができました。
その風習がお正月の縁起物として残り、
今では矢だけが神社で授与されるようになったのです。
破魔矢は邪気を払い、好機を射抜くといって
大変ありがたい縁起物なのです。
家に飾ることで、家全体を守って下さると考えられているようですね。
それでは、次は肝心の飾り方を見ていきましょう!
初詣で授与されたら破魔矢はどう飾る?
神社で授けて頂いた、お守りやお飾りものはありがたいものですし、
神仏が宿っていると考えられているので
破魔矢も、鏡餅などと一緒に神棚や床の間に飾りましょう。
素晴らしい日本のお正月風景ですね!
とても縁起が良さそうです。
ただ、最近は神棚や床の間がないお家も多いですから、
その場合はリビングやダイニングの、高い位置に飾れば大丈夫です。
立てて飾れるように、破魔矢立てなどもネットで販売しています。
せっかくの縁起物を埃まみれ…というわけにいきませんから、
専用のグッズを使って飾るのも、お掃除がしやすそうでいいですね。
破魔矢に宿る神様は家を守って下さるので、
できれば、人が多く集まる所がよいでしょう。
玄関などもよいかと思います。
飾り方ですが、一般的にその年によって決まっている「凶の方向」に向けて立てて飾ります。
十二支の干支には、それぞれ方角があてはめられていて、
その年によって凶の方向は決まっています。
2018年は戌年なので、凶の方向は「辰の方向」になります。
東南東よりすこし南です。
ただ、この方向は絶対に向けなければならないわけではなく、
気にせずに飾っても大丈夫ですし、
宗教や地域によっても異なるようです。
神仏を敬って、大切に飾る丁寧な心がけであれば、
どの方向でもかまいません。
でも、せっかくだし気になるからきちんと飾りたい!とか、
少しでも神様にあやかりたい!という方は、ぜひ「凶の方向」に向けて飾ってみて下さいね。
そして、飾った後は
間違っても捨てたりしないように!
御神仏が宿っていますので、
きちんと神社やお寺に返納するようにしてください。
破魔矢の効力は一年と言われていますので、
次の年の初詣の際に返納するのがよいでしょう。
引っ越しなどで同じところに返納できない場合は近くの神社・お寺で構いません。
お守りやお札を返納した事はありませんか?
それらと一緒の場所に返納しましょう。
もし、お賽銭箱があれば、心付け程納めるようにしましょう。
まとめ
お正月の縁起物・破魔矢についていかがでしたか?
お正月は用意するお飾りがたくさんありますし、
初詣に行くとおみくじやお参りなどやることもたくさんで、
破魔矢にまで気が回ってなかった…という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ここで破魔矢の意味を知ったら、飾りたくなりましたよね?(笑)
おみくじやお守りを授かる時に、
今年はぜひ一緒に破魔矢も授かりましょう!
みなさん、良い一年をお迎えできますように☆