お中元やお歳暮は貰うのはうれしいですが、それと同時にお返しするときに気を使ってしまいますし、何年も贈りあっているとそれが重荷になってしまうこともありますよね~。
いやいや続けるのはストレスなので、断りたいと思うような方でしたらお断りをすることは精神衛生上いいことだとお思います。
ただ、様々なマナーもありますので、しっかりと押さえて失礼のないようにしましょう。ご紹介していきます。
お中元とお歳暮の断り方
・倍返し
お中元やお歳暮には、お返しというのは基本的にはしないのですが、こちら側だけ貰うのは苦しいので、いただいた品の半分の額の品物を贈るという半返しが一般的ですよね。
ただ、お中元やお歳暮を今後からは断りたい場合には、いただいた品物の倍の額の品物を贈る倍返しというマナーを使用します。
倍返しは、これからのお気持ちは(お中元やお歳暮の品物)はもう十分ですよ。という意思表示をすることになります。
・手紙の書き方
「拝啓
○○(相手の名前)様にはお変わりございませんでしょうか。
私どもも、おかげさまで元気に過ごしております。
さて、本日はご丁寧なお歳暮の品をお贈りいただき、誠にありがとうございました。
ここ最近は御無沙汰しておりますのに、いつもと変わらぬ御心遣いをいただき、誠に恐縮しております。
どうぞ○○(相手の名前)様の生活のご充実とご健康に、これからは、季節の御挨拶のお心遣いなどなさいませんよう、お願い申し上げます。
これから寒さが一層厳しくなる折から、お体にお気を付けてよいお年をお迎えください。
敬具
○○(自分の名前)」
・直接伝える
添書きを送っても、相手の方がこちらの気持ちに気が付かないという場合もあります。
ここまでしても伝わらなくて、またお中元やお歳暮を贈ってこられたときには、直接連絡して気持ちを伝えましょう。
感謝の気持ちと、もう十分ですという気持ちをそれとなく伝えて、これからは、お互いに旅行先のお土産など不定期で軽い贈り物を送りあいましょう。
お気持ちを使っていただくのは心苦しいですから。
お子様がいらっしゃるし、御品物だと毎回準備が大変ですよね。
近況報告は、年賀状や暑中お見舞いでも十分だと思うんです。
そういったハガキは大事に取っておくものですし、気持ちが大事ですよね。
というようなことを伝えましょう。
相手の立場や想いを尊重し、決して相手の気分を害されることのないように気を付けて下さい。
それでも送られてきた場合には
・送り返す
送られてきた品物を開封しないで、その上から包装し直して返送しましょう。
これは、お気遣い不要という意味が込められています。
自分の贈ったものが開封されずにそのまま送り返されてきたら、さすがに相手の方も気がつくでしょう。
返送するにも送料がかかりますし相手の負担になると考えれば、次回からは送ることはないはずです。
また、先ほどご紹介したような文章のお手紙を添えましょう。
・受取拒否
配達業者の方が家で届けに来ても、受け取りせずに持ち帰ってもらうという方法です。
配送業者の方に受け取りしません。返送してください。と伝えると、発送した店から相手の方へ行きます。
受取拒否しても送料は請求されることはないので安心してくださいね。
まとめ
お中元やお歳暮は一度贈りあいが始まってしまうと、断りたくてもなかなか断ることがしにくいですし、どのように断ったらいいのか分からないものですよね。
しかし、こちらからもきちんと相手の気持ちを理解して
丁重にお断りすれば相手の方も不快に思うことは、まずないと思います。
しっかりとマナーを押さえてお断りを行いましょう。