長年家族のために働いてきてくれた両親が退職する。
そんな機会には、お祝いやプレゼントを贈るのとともに、
ぜひ直筆のメッセージを贈りましょう。
ご両親さまはきっととても喜んで下さいますよ。
普段、感謝の気持ちや尊敬の気持ちがあっても
いざ手紙などにしたためようとすると、なかなか難しいもの。
こちらでご紹介する文面などをぜひ参考にしてみてください。
ご自身のご両親様に宛てる場合と
義理のご両親様へ書く場合で悩んでしまうと思います。
贈る方別にご紹介していきますので
よかったら読み進めて下さいね。
退職する父や母に感謝のメッセージを贈ろう
まず、メッセージの内容ですが
・今までの功労を労う言葉
・感謝の気持ち
・具体的なエピソードや印象深い思い出
・父・母のこれからを想う言葉
を入れていきましょう。
特に、ご自身のご両親さまとなれば感謝の気持ちはひとしおでしょうし
エピソードや思い出は尽きないくらいあると思います。
また、最近のシニア世代はとても元気でバイタリティに溢れていて、
まだまだ現役!という方や再就職なさる方、
趣味や習い事に精を出される方など、
心身ともにお若くて、まだまだご活躍される方が多いです。
変に年寄り扱いしたり「隠居」等の言葉を使うと気分を害される事があります。
じっくり考えてメッセージを完成させて下さいね。
具体的なフレーズをご紹介します。
【労う言葉】
「お父さん/お母さん
今まで本当にお疲れさまでした!」
「長い間本当にお疲れさまでした」
「毎日遅くまで残業したり、休日に出勤していた事、大変でしたね。
長くに続けてきた事を本当に尊敬しています!」
「お母さん
仕事と家事の両立は大変だったと思います。
いつも笑顔で頑張るお母さんの姿に、私も頑張ろうと思えました」
【感謝の言葉】
「家族のために本当にありがとう」
「長い間家族を支えてくれて心から感謝しています」
「私たちがこうしていられるのも
お父さん/お母さんが頑張ってくれたからです。
本当にありがとうございました!」
【エピソード・思い出】
「お父さん
学生時代は、忙しい毎日の中でも
朝、必ず私の勉強の様子を気にかけてくれた事、忘れません」
「お母さん
出勤前の忙しい時間に、毎日お弁当をありがとう。
就活がうまくいかない時にイライラして八つ当たりした事、本当にごめんなさい」
「中学・高校と部活に専念できたのは
お母さんのおかげだったなぁ」
「お父さんが就活の相談に乗ってくれたことで
今、こうして希望の仕事ができています。
働いて家庭を持ってから、お父さんの偉大さが一層身にしみました」
【今後を想う言葉】
「これからは趣味の○○楽しんでね」
「好きな旅行に気兼ねなく行ってね」
「これからの第二の人生も思い切り楽しんでくださいね」
「支えてくれたお母さんを大事にね」
等々。
これらのフレーズをうまく活用してメッセージを考えてみてください。
【退職メッセージ】義父・義母の場合は?
義両親に贈る場合も、メッセージの構成は同じ感じがおススメです。
実の親のように打ち解けて仲良くさせてもらっている、というケースもありますが
大体の方が、一定の距離感を大事にされてお付き合いされていると思いますので
丁寧語やきちんとした文体で書くのが無難です。
また、お子さんがいらっしゃる方は
お子さんにも一言書いてもらったり
絵を添えたりするととても喜んでもらえるでしょう。
お孫さんからのメッセージは何よりも嬉しいでしょうからね。
【労う言葉】
「長い間大変お疲れ様でした」
「定年退職おめでとうございます」
【感謝の言葉】
「これまでのご功労に、心より感謝しています」
【今後を想う言葉】
「今後もお身体を大切に、新たな人生を楽しんでください」
「これからのお父さん/お母さんの
ご健勝、ご多幸を願っております」
「お忙しい日々から解放され、
趣味の○○の時間がとれるのが楽しみですね。
ご自愛なさって、第二の人生を楽しんでください」
等々。
エピソードに関しては、あまりないという方もいるかもしれません。
その場合は無理に書かなくても大丈夫です。
さいごに
いかがでしたか?
参考になりそうな文面があれば幸いです。
今まで永くにわたって頑張ってこられたご両親様の退職、
しっかり労って差し上げて、お祝いと感謝の気持ちをお伝えして下さいね。