お世話になった方が退職するにあたり、
職場で寄せ書きやメッセージを贈る機会がありますよね。
同期や後輩なら書きやすいですが、
上司の方となると、ちょっと気がまえてしまいませんか。
あまりフレンドリーに書いても失礼だし、
堅苦しいのも感謝の気持ちが伝えにくいかな…とか、
そもそもそんなに関わりが少ないな…とか、
どんなメッセージにしたらいいか悩んでしまいますよね。
そこで、上司の方へ退職メッセージを贈る際の
注意点やおススメの文例をまとめてみました。
よかったら参考にしてください。
退職される上司にメッセージを贈りたい!マナーや注意点は?
上司の方に贈るので、失礼がないようにしたいですよね。
基本的な注意点を挙げます。
【丁寧語で書く】
これは基本中の基本です。
とてもお世話になり、普段懇意にしてくださった上司の方でも
必ず丁寧語・敬語で書きましょう。
顔文字やマーク(ハート、ビックリマークなど)も控えましょう。
【宛名を書く】
手紙スタイルはもちろん、
何人かで寄せ書きの形でも
「○○マネージャーへ」「○○さんへ」と書きましょう。
寄せ書きとはいえ、いきなり本文を書かれるよりも丁寧で、
贈られる方も嬉しいものです。
【「おめでとうございます」に注意】
よく「退職おめでとうございます」と書く方がいますが、
これもケースバイケースです。
円満退社・定年退職ならいいですが、
転職や他の事情の場合、あまり「おめでとうございます」は好ましくありません。
事情を深く探るのも失礼ですし、
よっぽどでない限り「おめでとうございます」は避け、
「お疲れさまでした」が無難でしょう。
【「ご苦労さまでした」は使わない!】
そもそも退職メッセージに以前に、「ご苦労さま」は目上の方に使いません。
目上の方が部下を労ったり
お客さんが業者さんに向けて使ったりする言葉ですので、
上司の方へは絶対に使わないようにしましょう。
上司へ向けて贈る退職メッセージ例をご紹介
では、実際にどんな文章が好まれるのでしょうか。
その方とどんな関わりがあったかにもよるかと思いますので
何パターンかご紹介しますね。
【直属の上司の場合】
・長い間のお勤め、本当にお疲れさまでした。
主任の下で仕事をさせていただき、
考え方やマネジメントについて本当に勉強になりました。
今後は主任に教えて頂いた事を糧に
ご期待に添えるよう頑張ってまいります。
本当にありがとうございました。
【親しくさせていただいていた場合】
・○○部長、本当に長い間お疲れ様でした。
部長には仕事の垣根を越えて
公私ともに大変お世話になり、とても感謝しております。
これからは、部長のようになれるようさらに日々精進していきます。
ぜひ、恒例のゴルフ大会に今後もご一緒させて下さいね。
本当にありがとうございました。
【あまり関わりがなかった場合】
・○○年間大変お疲れさまでした。
お仕事でご一緒させていただく機会はあまりありませんでしたが、
お電話での親切で丁寧なご対応に
いつも仕事や人に対する姿勢を学ばせて頂いておりました。
本当にありがとうございました。
今後のご活躍とご健勝を願っております。
・課長とはなかなかお話できませんでしたが、
仕事の正確さや取り組み姿勢、
スタッフへの対応などとても尊敬しておりました。
ご一緒できなくなるのが残念です。
これからも課長はご活躍されることと思います。
どうぞお体に気をつけて、ご自愛くださいませ。
などがよいですね。
これらに、例えばご定年であれば
「ご定年退職、おめでとうございます」
「ご定年までの長い期間、大変お疲れ様でございました」
と加えるのがよいでしょう。
もし女性で寿退社であれば
「ご結婚おめでとうございます」
も入れていいと思います。
その方を想ったフレーズを入れて差し上げれば、きっと喜ばれますよ。
さいごに
お世話になった上司の方に、
今までの感謝の気持ちと、その方の今後のご健勝を願う気持ちを
しっかり伝えられるメッセージを贈りたいものですね。
よかったら参考にしてみて下さい。