だんだんと気温が上がってきてムシムシと暑くなってくるころですね。
この時期になると、熱中症について思い出す事があります。
TVの内容になるのですが…。
熱中症には種類があるってしってましたか?
ある日、TVをながら観ていると熱中症の特集をしていました。
ながら観の私に衝撃を与えたのは「水だけをとっていた事が最悪の結果をまねいてしまいました…」という言葉。
「え?水だめなの???」詳しく観ようとしたら、衝撃を与えた言葉が〆の言葉で特集は終りでした。
当時の私は学生で、運動系の部活に入っていて熱中症対策として
暑い時は特にこまめに水分をとっていたのです。
「え?水分取るとダメなの?」と疑問に思いながら過ごしていました。
大人になって調べたり、聞いたりとちゃんと確認できるようになって疑問がとけました。
そのことを、まとめて書いていきます。
熱中症をちゃんとした予防知識で防ぎましょう。
熱中症の種類は4種類
*熱失神=水分不足で血液の流れが悪くなると熱失神
症状としては、顔面蒼白、唇のしびれ、めまい、頻脈、呼吸数増など。
体温が上昇すると、体の熱を発散。
水分が足りなくなって脳への血流の流れが悪くなると熱失神を起こす。
血流が減少することで、めまいなどが起こりやすくなるので、こまめに座ったりと休憩時間を入れましょう。
*熱痙攣=水分ばかりで塩分を摂らないと熱痙攣
症状としては、体に痛み、痙攣、こむら返りなど。
暑いなかでの作業やスポーツ中に起こりやすい。
大量に汗をかいているのに水分ばかりを摂取して塩分を取らないのはNGです。
筋肉を動かす神経伝達物質には塩分が関わっているので、そのため血液の塩分濃度が下がると運動機能が下がって体のあちこちの痛み、こむら返り、痙攣がおこります。熱中症対策ドリンク(オーエスワン等)や塩飴などナトリウムやミネラルを含んだ天然塩などを摂取しましょう。。
*熱疲労=水分と塩分が足りないと熱疲労
症状としては、皮膚蒼白、高体温、頭痛、吐き気、めまいなど。
長時間気温の高いところや湿度の高いところで過ごしたりすると、脱水症状がおこります。
熱痙攣よりも電解質(水分やナトリウム等)の激しく失われて、症状が重くなります。
暑さで体温が上昇したことにより血管が拡がり、発汗で血流量が減少、血圧低下の症状が現れます。。熱疲労の場合は、体血液量が不足するために、皮膚蒼白、高体温、頭痛、吐き気、めまいなどの複数の症状が一度に現れます。
他には倦怠感や疲労感、嘔吐、口渇、興奮、筋肉痛、ひどいと昏睡、失神や意識消失、などの症状があらわれたりします。特徴の一つに、体温は40度を超すような高熱でなく、発汗があり皮膚は冷感があります。
涼しい場所に移動させて、経口補水液(オーエスワン等)やイオンやナトリウムの入った飲料水をこまめに摂取させましょう。
しばらく様子をみて、症状が改善されない、悪化しているようであれば、すぐに病院へ行き適切な治療を受けるようにしてください。熱疲労は、熱射病の一歩手前の状態です。体温の上昇が治まらずに熱射病に移行する可能性もあります。
そうなる前に必適切な処置を受けましょう。
*熱射病=熱疲労より悪化。体に熱をためこんで出せなくなると熱射病
症状としては、熱があるのに汗が出ない、皮膚があかくほてる、嘔吐、意識障害
汗がでず、顔など皮膚が赤く熱っぽく、体温も39℃以上に体温は上昇していき高熱となり。
めまいや吐き気、頭痛のほかにも意識障害、昏睡、全身けいれんなどが起きる場合もあり、極めて危険な状態で生命に危険を及ぼす域にまで達します。
ここまでくると自力で対処するのは難しいです。すぐに救急車を手配し、緊急対処が必要です。
さいごに
私がTVで衝撃をうけた症状は「塩分は取らずに水だけを、飲んでいたのが~・・・」と話していたので
熱痙攣から症状が重くなった症例を話されていたのだと思います。
ちゃんとしたした知識で対策をしないといけないんだなと思いました。
これからは、熱中症の種類を知ってちゃんと対策と対応ができるようにしたいものですね!
熱中症対策は「喉が渇いた」とおもった時には遅いといわれているので
早めに、こまめに水分補給&こまめに休憩をとることが大事です。